毎年恒例となった周年祭は、1年の活動を通して知り合った地域の方々と共につくりあげる特別な場。イベント当日はおおぜいのお客さまで賑わいました!

お客さまを出迎えるのは、洋服、絵本、雑貨、お菓子などの屋台やキッチンカーです。

写真右:ミニチュア作家さんと企画した、エブリパンの商品がモチーフのミニチュアパン雑貨。大人気で即完売でした!

馬をモチーフにしたゆるキャラ「群馬非公認キャラクター」の着ぐるみも登場! 会場を練り歩くかわいらしい姿にみんな興味津々です。

JINS主催の体験コーナーも用意しました。JINSのメガネケースをシールやビーズで自由に飾り付けるワークショップに子どもたちは夢中!

JINS norma* はゲームコーナーを運営。用意したのは、コーヒー豆のなかから、おもちゃ入りの金色カプセルを見つけ出す宝探しゲームです。

*JINS norma……JINSの農業事業。事業を通じて障がい者と健常者が互いに特別に区別されることなく共に生活できる社会を目指している。

じつはこれ、JINS直営「ONCA COFFEE & ROASTERY」で提供するコーヒー豆の焙煎工程で取り除かれる欠点豆を利用しています。

欠点豆とはコーヒーの雑味の原因になる豆のこと。「ONCA COFFEE & ROASTERY」ではハンドピックと呼ばれる手法を取り入れ、JINS normaに所属する障がいを持つ従業員たちが、たくさんの生豆のなかから欠点豆をひとつひとつ取り除いているのです。

宝探しをたのしむ子どもたちの横で、スタッフが保護者のみなさんへJINS normaの取り組みや「ONCA COFFEE」のこだわりを紹介する一幕も。普段なかなかお伝えできない情報をお客さまに知っていただくいい機会になりました。

欠点豆から抽出したコーヒーでポストカードや紙袋を染色する「コーヒー染め体験」も人気でした

美術家の白川昌生さんと一緒にのぼりをつくるアートワークショップ「のぼりをつくってみよう!」も開催。前年度に引き続き2回目の実施となる今回も大好評でした。

参加者たちは周年祭に出店しているお店ののぼりをつくります。完成したのぼりは、それぞれの屋台の横に取り付けられました。

前年度に作成したのぼりも駐車場から会場までの通路に設置。たくさんののぼりが風にたなびく光景は、年を追うごとに豊かになっていく地域の方々とのつながりを象徴しているかのようでした。

大盛況のうちに幕を閉じた「Thanks Anniversary 2024 ~JINS PARK~」。2日間の集客数は過去最多だったと、周年祭の運営を担当する地域共生事業部 石井は話します。

石井:「おおぜいの人にたのしんでもらえてなによりでした。とくにうれしかったのは、2日連続で来てくださった方が何組もいたことです。『子どもの強い希望で、また来ちゃいました』との声をいただいた瞬間、心のなかでガッツポーズしました(笑)。

帰りぎわに『まだ遊びたい』と駄々をこねながらお母さんに引っ張られていく子どもたちの姿も印象に残っています。来年の周年祭もたのしんでもらえるよう、がんばりたいですね」

なんと、来年に向けて早くも動き出しているそうで……。

石井:「今年のはじめに知り合った方々と、次の周年祭を一緒にやろうと話を進めています。来年の出店を見越して今回のイベントに視察もかねて家族と遊びに来てくださる方もいて、準備はもうはじまっているなと感じますね」

JINSPARK(前橋)がオープンして3年。一歩ずつ、確実に、ここは「みんなの場所」になってきているようです。今後もさまざまなイベントを開催予定。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね!