この編集長任期の4ヶ月のあいだに、30歳になりました! 峯岸みなみです。

今回、編集長として活動するなかで、尊敬する方々にいろんな言葉をいただいて、刺激を受けました。そして「変わらなきゃ」って強く思ったんです。頭の片隅でわかってはいたんですけど、怠けてはいられない。この気持ちを忘れないうちにすぐ動かなきゃ! ってそわそわするくらい、胸が熱くなる時間を過ごさせていただきました。

改めて、おひとりずつ、すてきな言葉を振り返りたいと思います。

【芸人/関根勤さん】

関根さんほどの方が「ぼくって、爆発的にヒットしたことってないでしょう(笑)」っておっしゃっていて、びっくりしました。いくつになっても貪欲に学んで、真剣に笑いのことを考えていて。関根さんはほんとうにテレビが大好きで、よく観てらっしゃるんですよね。私もテレビのお仕事を頑張りたいので、もっと家でたくさんテレビを観よう!って思いました。インタビュー全体を通して、向上心をずっと持ち続けることの大事さを学びましたね。

印象的なのが、このエピソードです。

「関根さんでも悔しいっていう感情があるんだ!」って驚いたし、若手芸人さんみたいに話す関根さんに、なんともいえない深みを感じて。

じつは私、期待してたんです。「ひょっとして、大人になったら悩まなくてすむのかも。悔しいって気持ちもなくなったらいいな」って。でも、意外とそうでもなさそうだなっていうのを関根さんの言葉から感じて、やっぱり頑張り続けなきゃいけないと思いました。

それは絶望でもあり、ある意味では楽しみでもあります。「爆発的にヒットしたことがない」って関根さんは笑顔で言いますけど、ずーっとテレビに出演していらっしゃる。流行り廃りのある芸能界で、長く活躍し続けることがどれだけすごいことか、つくづく感じました。それは才能だけじゃ到底無理なことなんだなって、教えてもらった気がします。私も努力を重ねていこうと、前向きに頑張る気持ちを分けていただきました。

【ミュージシャン/MOROHA・MCアフロさん】

アフロさんと対談するのは、私の目標のひとつでした。彼とは数年前に出会っていて、「いつか一緒に仕事ができたらいいね」みたいに話したことがあったんです。なので、夢をひとつ叶えていただいた対談でした。

グッときたのは、人と比べてしまうという話をしたときの、アフロさんの言葉。

すごく正直に言うと、以前、自分が一方的にライバル視してた方が急に芸能界を辞めてやりたかった仕事に就いたのを見て、ふと虚しくなることがありました。ライバルだと思っている相手は自分のやりたい道に進んでいるのに、私は自分がほんとうにやりたいこともわからないまま、勝手に競って一喜一憂してたんだ……って。

そんな経験があるから、アフロさんの言葉がすとんと胸に入ってきました。一生付き合っていく人間は、やっぱり自分自身だけしかいない。表現者として大切なのは、自分の人生をすべてしぼり出せるか。それが表現者としていちばん難しいことだというふうにおっしゃっていて。私も、もっと自分を大切にして、自分と向き合って、自分を表現したい。アフロさんのおかげで、そう思えました。

そういえば、取材の後、アフロさんと飲みに行きました! 対談のなかでもおっしゃってたんですけど、「なんで昔の俺、あんなにとがってたんだろう。虚勢はってたんだろうなあ」って笑うアフロさんが、人間味があってかわいらしくて(笑)。そういう経験があるからこそ、振り返って恥じらえるアフロさんがいると思うので、私も自分の黒歴史みたいな部分も愛せるような未来をつくっていきたいなと思いました。

【タレント/YOUさん】

対談が実現して、ほんとうにうれしかったです。 はじめてきちんとお話させていただいたのですが、会話のなかでさりげないYOUさんのやさしさを感じる場面もあって。くうう〜、しびれましたね! さらに好きになりました。

これはもう、自分のターニングポイントになるっていうぐらいに、特別な時間でした。YOUさんは、私の憧れ。あんなふうに軽やかに自分らしくお仕事をしたいなと思う人だったんです。でも、今回じっくりお話を聞いて、自分の考えの甘さを痛感しました。自由でマイペースな雰囲気を持つYOUさんも、やっぱり他人に見えないところで、自分に合った努力をされているんですよね。

「中途半端を極めることにした」って、すごい名言! お仕事をするために学び続けていて、「人への配慮だったり、番組の座組を読んだり、会話に入るタイミングを磨いた」とおっしゃっていて、さすがでした。

私生活の部分では、YOUさんに「みなみちゃん、片付けや料理で自分磨きしな!」って愛のムチをいただいて(笑)。わざわざそう言っていただいたからには、ちゃんとYOUさんに恥じない自分でいたい。だから、2023年は料理を頑張ります! 私自身、もっと自分がすこやかに生きられる方法を探りたいなと思っていたので、そのための大きなヒントをいただきました。年を重ねるごとに好きなものや楽しみが増えるように、充実した毎日を過ごしていけたらいいですね。

【編集長任期を終えて】

関根さん、アフロさん、YOUさんに共通しているのは、第一線で活躍している私の憧れの人だということ。この方々は人と比べることを全くしていないんじゃないかと思ってたんですけど、お話を伺ったらそんなことはなくて。比べることをバネに頑張るスイッチを入れるとか、比べちゃうけど潔く諦めるとか……そういう向き合い方をされていました。私も取り入れたいです。

「“自己ベスト”こそ、道しるべ。」を特集テーマに、たくさんのヒントをいただいて、結果として、「他人と比べてもいいんだ」と思えたのは、すごく安心しました。
その上で、比べちゃうときもあるけど、自分を信じていたい。自分の好きだと思うことを信じて進みたい。そういう「好き」のパワーが「道しるべ」なのかなって。そう思えるところまで、この4ヶ月で辿り着けました。

きっとみなさんのなかにも、私のように「人と比べることをやめたい」と思う方がいるんじゃないでしょうか。最終的に「比べる瞬間があっても大丈夫だよ」って言える特集になって、私自身もすごく救われたので、みなさんも力みすぎず等身大の自分で、一緒に自己ベストを目指していきましょう!

と、編集長ぶったご挨拶をさせていただきましたが、この企画はテーマに賛同し、協力してくださった著名人・クリエイターのみなさまのおかげでとてもとても素敵なものになったのだと思います。貴重なお話をありがとうございました!

最後になりましたが、私を編集長として迎え入れ、サポートしてくださった編集部のみなさんも、ほんとうにありがとうございました! またどこかでお会いしたときには、さらにパワーアップした私でありたいです。


* * *

「JINS PARK」3代目の期間編集長を務めてくださった峯岸みなみさん。その熱量に心を打たれ、わたしたち編集部も一緒に“自己ベスト”を目指して記事を制作してきました。

2022年にご結婚され、期間中に30歳になった峯岸さん。これまでも芸能界で経験を重ね、活躍されていますが、「もっと、いまより素敵な自分になりたい」という強い気持ちで、特集に臨んでくださいました。

わたしたちJINSが届けたいのは、メガネというプロダクトだけではなく「いつもと世界がちがって見える」体験です。「人と比べてもいい」という新たな視点を得た峯岸さんの姿は、まさにわたしたちが目指すものでした。

峯岸みなみさん、ほんとうにありがとうございました!