編集長が期間限定で交代するJINS PARK。
現在は元TBSアナウンサーの堀井美香編集長とともに、「想うために、聴く。」をテーマにした特集をお届けしています。

「聴くプロ」として知られる堀井さんの傾聴スタイルに迫りながら、「聴く」という行為の奥深さを再認識する日々。そんな堀井さんに負けじと、JINSも、お客さまの声に耳を傾けながらこつこつとサービスの向上に努めています。

特に、日々お客さまの一番そばにいる店舗クリエーター(店舗で働くスタッフのこと)の意見はこれからのJINSを考えるためのヒントがたくさん。昨年10月には、全店舗のクリエーターに改めて意見を出し切ってもらう機会をつくりました。

集まった声はなんと2,000件以上。商品や品揃え、店舗運営、サービスなどあらゆる観点の声をひとつひとつ分析し改善がはじまっています。そのなかでも特に多かった意見のひとつ「メガネケースのバリエーションを増やしてほしい」という声に応え、このたびデザインを刷新することとなりました!


今回リニューアルしたのはメガネをご購入いただいた際に無料でお渡ししているメガネケース。さらに、ブルーライトカットメガネJINS SCREENなど、機能性アイウエアも商品自体の刷新に伴ってケースやパッケージが新しくなりました。

左から、MDの矢野と叶

境目を溶かす、やさしいパステルカラー

このプロジェクトを担当した矢野と叶によると、メガネケースに関する意見は50件以上も集まったんだとか。なかでもカラーバリエーションを増やしてほしいという声が多かったそうで……。

矢野 今までは赤と黒の2種類しかご用意がなかったんですが、リピーターのお客さまはどちらも持ってくださっていることが多くて。『JINSのファンでいてくださる方に、少しでも選ぶ楽しさを提供できないか』という意見が届きました。

 ケースに関する意見は、カラーバリエーションも含め本当に多かったですよね。デザインを新しくする計画は前々から進めていたんですが、今回のアンケートを踏まえてよりスピードアップして進めることになりました。アンケート回収が昨年10月、リニューアルが今年の2月。店舗クリエーターの声をすぐに反映できたのは嬉しかったですね。

定番の2種にシーズン限定の4種を加え、6種類まで色味を増やしたメガネケース。ソフトケースなど形のバリエーションも含めると、これからは8種類から自由にお選びいただけることになります。お気づきかもしれませんが、今シーズンの限定ケースはすべてパステルカラー。これにはちょっとした理由がありました。

矢野 実は、JINSはシーズンごとにデザインの指針があります。23年春夏のテーマは、境目をなくすというもの。コロナ禍で人と人との距離が遠のいたここ数年間でしたが、その状況も徐々に変化しつつあります。今年の春からは人と人との結びつきがもっと大事になってくるんじゃないかと思い、その間を隔てているものが溶けるような、『やわらかい』デザインを目指すことになりました。

色味だけでなく、材質もマットで触り心地が良いものへとリニューアル。手に持ってなじみやすいデザインになりました。

矢野 なんだかスイーツっぽい見た目じゃないですか? ミルクラベンダー、クリームレモン、マカロンピーチ、ムースミント……。私はそう呼んでます(笑)。

 たしかに、かわいい(笑)。カラーレンズとの相性もいいですね。

店内で目を引く、「雑貨」のようなパッケージ

さらに、この春からはブルーライトカットメガネや花粉・乾燥対策メガネ、リーディンググラスなどパッケージで販売している機能性アイウエアも刷新。

メガネが入った箱は再生紙でできており、目を引くカラフルなスリーブを外せば、購入後はそのままケースとしてお使いいただける丈夫で省資源なつくりになっています。

叶 今回のリニューアルでは、思わず手にとってみたくなるような「雑貨感」を意識しました。「手に取りやすい商品かどうか」「入りやすいお店かどうか」は、私たちが常々意識していること。以前は高級品だったメガネを手に取りやすく、敷居の高かったメガネ屋を誰もが入りやすく変えてきたからです。
そんなJINSの商品の中でも、これらはすでにレンズが入ったメガネ。つまり、箱のままレジに持って行けばそのままお会計ができます。普段メガネをかけない方でもご購入いただける商品だからこそ、メガネを手にするハードルを下げるようなデザインを心がけました。

矢野 機能性アイウエアは、大切な方へのギフトや、海外のお客様がお土産として購入いただくことも多いのでそのままお渡しできるパッケージというのもポイントです。

スリーブにあしらわれたグラフィックデザインは、商品ごとに異なります。花粉カットメガネには花粉をイメージしたものを、リーディンググラスには、中に入っているメガネの度数によってフォントの大きさが変わるという遊び心も。

叶 とにかく目立ちますよね(笑)。これからは店内ですぐに機能性アイウエアのコーナーを見つけていただけると思います。ケースで彩りを出してちょっとでも売り場の高揚感をつくれたらいいですね。

お客さまの声を聴いて刷新したケースたち。
ぜひ、店頭で見つけてみてくださいね。


※シーズン限定ケースは数に限りがあります。定番ケースは店舗によって現行からの切替時期が異なります。リーディンググラス「JINS READING」は4月中旬発売予定です。