上野公園の紅葉も色づきはじめる今日この頃。
今年で開館150年をむかえる東京国立博物館では、現在4種類の記念事業が展開されています。
同館が所蔵する国宝をすべて公開することで話題沸騰中の、東京国立博物館創立150年記念特別展「国宝 国立博物館のすべて」のほか、デジタル技術を駆使した特別企画「未来の博物館」や故・高円宮憲仁親王殿下(1954~2002)が蒐集された特集「高円宮殿下二十年式念祭記念 根付 高円宮コレクション」。東京国立博物館の企画や魅力を余すことなく味わえる、またとない機会がめぐってきています。まさに、芸術の秋。
そしてもうひとつ。記念事業の一貫として、同館としては史上初の「公募型展覧会」が開催されています。企業と個人から、いわば「自己推薦式」で日本中から集められた宝物を展示するという、「150年後の国宝展—ワタシの宝物、ミライの宝物」です。
アニメやゲームなど、海を超えて世界中で愛されている日本の企業の「国宝候補」から、誰に見せるまでもなく個人が大切に集めてきた怪獣スクラップブックや煮干しコレクション(?!)など……。博物館にしてはもの珍しいアイテムが並べられる、ちょっと変わった展示になっています。
僭越ながら、ここにJINSも「150年後に残したいお宝」として、JINS MEMEというメガネ型ウエアラブルデバイスを出品させていただきました。
さて、会場となるのはこちら、正門から入って左手にある表慶館。
なんとも豪華で上品なたたずまいですが、じつはこちらの建物、開館した1909年に建てられた日本ではじめての本格的な美術館なんだそう。あの関東大震災の被害も逃れたという、数少ない現存の明治建築でもあります。
さっそく中に入ってみると、ドーム状になった高い天井から大きな垂れ幕がおでむかえ。
ゴジラの模型からはじまり、ガンダムやセブンイレブンなど日本を代表する企業の「国宝候補」の前を通って見えてくるのが、今回出品しているJINS MEMEのブースです。
JINS MEMEとは、JINSが開発したメガネ型ウエアラブルデバイス。2種類のセンサーを眉間の「COREパーツ」に搭載しています。
スマホのアプリと連動させると、姿勢の良し悪しや活性度、集中の状態などが計測できる、ココロとカラダのセルフケアメガネ。展示スペースでは、このJINS MEMEを成り立たせている3つのパーツ、メガネのフレーム・センサーを搭載したCOREパーツ・スマホのアプリをくわしくご紹介しています。
こちらの展示を担当したJINS MEME事業部の一戸(いちのへ)いわく、JINS MEMEは「かけている人の『中』に目を向けたメガネなんですよ」とのこと。
これまでは「外の世界を見やすくするためもの」だったメガネは、今や自分の内側をも投影するものに。自分のココロやカラダの状態を可視化することで、日常から必要な対策を打つことができる——そんなヘルスケアができるように開発されました。
150年後の未来、人々がちょっとだけ健康的なくらしを送れるためのサポーターとして、こうしたデバイスがあたりまえのものになりますように——そんな願いを込めて、この展覧会に参加させていただきました。
さらに博物館のミュージアムショップでは、普段はAmazonでしか購入できないブルーライトカット機能付きのJINS MEMEを展覧会限定でとくべつに販売中。度が入っていない仕様となるため、どんな方でも購入後はすぐにお使いいただけます。
そんな「150年後の国宝展」、来年の1月29日まで東京国立博物館で開催されています。
さまざまな「国宝候補」が見られるユニークな展示と美しい建築を、ぜひお楽しみください!