去る10/29(土)-10/30(日)、群馬県前橋市で「前橋BOOK FES」が開催されました!

「前橋BOOK FES」は、ほぼ日の代表で前橋市出身のコピーライター糸井重里さんが発案した初開催の本のお祭り。「本でみんなが元気になる。」を旗印に、読書の秋を、そして前橋市を盛り上げるべく企画された、本と人、人と人、人とまちが出会う、新しい形の「本のフェス」です。

JINS創業の地で開催されたこのビッグイベントに、編集部も参加してきました!

「前橋にこんなに人がいるなんて!」

土曜日の朝、前橋駅に着くなり向かうのは、前橋市の中心に位置する中央通り商店街。330メートルにわたるアーケードを備えたこの全天候型の大通りが、今回のお祭りのメイン会場です。

屋根があるのがもったいないぐらいの好天に恵まれたこの日の前橋。現地に着くなり驚いたのはその人の数! 取材で何度もお邪魔している前橋ですが、こんなにたくさんの人であふれかえる様子を見たのははじめてです。

この地でお店を開いて100年の老舗「黒田人形店」の黒田桂子さんも「ここまでの賑わいは、見たことがないです!」と興奮気味に語ってくれました。

はやくこの輪の中に入りたい! まずはインフォメーションブースに向かい、受付をすませます。前橋市が開発する「めぶくアプリ」をダウンロードして必要情報を登録し、有料(1000円)のパスポートを受け取ったら、お祭りに飛び込む準備は万端。

商店街に流れる、本の大河

本と人との出会いが楽しめる前橋BOOK FESの基本的な仕組みはこうです。

①事務局が全国の自宅に眠っている本を公募する
②事務局や出展者が前橋の商店街に本を並べる
③参加者は本を物色。気に入った本があれば、出展者と話したうえで持ち帰る(出展者同席の場合)
あるいは、持参した本と交換することも可能
※やり取りする本の数に制限はなし

全国から集まった本の総数は、実に2万冊以上! 商店街が本と、それを楽しむ人とで埋まるさまは壮観そのものです!

何冊持って行っても誰もとがめないこのイベント、みんな手当たりしだいに持って行くのかと思いきや、その選び方は「吟味」という言葉がぴったりの慎重さ。提供者の「大切に読んで欲しい」という願いが詰まった本を、その想いごと受け取るかのように、大事に大事に持ち帰っている様子が印象的でした。

JINSもオリジナル商品を出しました!

この楽しいお祭りに、JINSもブースを出しました!

会場で出会った本を楽しく読んでいただけるようJINSがご用意したのは……リーディンググラス!

さらに、まだまだ日差しが強い秋にお使いいただきたいサングラスも用意いたしました。

それぞれJINSで人気のフレームやレンズを組み合わせ、「かわいいシリーズ」と「たのしいシリーズ」と命名。この日のために特別に展開し、ブースのビジュアルもフレームも可愛い!と好評を博しました。

群馬非公認キャラクター(名前はまだない)も、メガネをかけに立ち寄ってくれましたよ!

取材そっちのけの楽しさ

つじあやのさんをはじめ、実力派ミュージシャンが多数出演した音楽ライブや、バリエーション豊富なキッチンカー、レトロで元気な商店街の店舗たち。どれもがピタリとかみ合った、取材していてとっても楽しいイベントでした!(楽しすぎて、そのへんの写真を撮り忘れるぐらいに……)

ご来場のみなさん、運営のみなさん、いずれもおつかれさまでした!

古今東西の本からお気に入りを見つける時間、つい夢中になってしまう、尊く得がたいものでした。いただいた本、大事に読みます。そして、いつかまたここに戻せるといいなと思います。